2015年02月22日
トリーター:石川

ペンギン目線の自撮り棒

フンボルトペンギンフンボルトペンギン

自撮り棒(セルフィースティック)。最近多くの方が使われていますね。

実は“えのすいのペンギンたち” まだあの存在に馴れていないようです。
もともとカメラの類や三脚は苦手だったのですが、映像コンテンツがあふれているこのご時世です。
ペンギンたちの子育ての様子や、なかなか見られない仕草などは生態記録としても重要ですし、そんなペンギンたちをみなさんにも見ていただきたいと思い、ペンギン舎の中に入るときに、頻繁にカメラを持ち込んで馴れてもらうようにしています。
その甲斐あってかコンパクトカメラやスマートホン、携帯電話にはだいぶ慣れ、嫌がることもなくなってきたように思っていたここ最近。
また、何かに驚くことが多くなってきました。
しばらくの間、警戒行動が見られる際に観察をつづけてみると、どうやらあの自撮り棒に警戒しているようでした。

人が手を伸ばして高い位置から撮るのと、そんなに違わないでしょ!って思うのですが、ペンギン目線では、まったく異質なものとして見えるようです。

もともと三脚には良いイメージがないようなので、そちらの類に分類されたみたいです。
そのため最近はまた三脚や、長い物などにまでも警戒し始めてきています。

自撮り棒や三脚を使われる際は、急に見せないで、人の身体から少しづつ出てくるようにして、なるべく刺激しないように撮影してみてください。
きっとその方がいい顔をしたペンギンが撮れると思います。

ペンギン・アザラシ

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