2015年02月27日
トリーター:岩崎

子イイダコ

子イイダコ子イイダコ

母イイダコが昨年末から貝の下で大事に抱いていた卵から、1月末に子ダコがふ化しました。
2日~ 3日の間に 20個体ほどふ化が確認できたので、今回は展示しながら育成を試みることにしました。
しばらくはブラインシュリンプを腕でかき集めて食べていましたが、しばらくするとアミの仲間を待ち伏せて捕まえるようになりました。
約 1か月経過した現在、確認できている 1個体は、5倍ほどの大きさに成長しています。
まだまだ狩りは得意ではないようで、アミを取り逃がして悔しそうに腕を丸める愛らしい姿をよく見かけます。
しかしながら隠れる技はすでに一流。
餌を追いかけている時以外はよく見ないと、いや、よ~く見てもどこにいるのかさっぱりわかりません。
子イイダコを発見できた方はすごいと思います。
忍耐力と観察力に自信のある方は、子忍者探しに挑戦してみてくださいね!
親タコたちもまだ健在。
雄は子どもを襲ってしまう可能性が高いため、ケースの中に収容。
雌は通常卵がふ化すると力尽きてしまうのですが、驚異的な生命力を発揮して貝の下に潜んでいます。
イイダコは寿命が約 1年ほどなので、このまま展示しながらうまく世代交代させることができればと思います。
えのすいでは相模湾キッズ水槽のイイダコ、先日展示が始まった深海Ⅰのメンダコ、沿岸水槽のミズダコ、タッチプールのマダコと合わせて 4種類のタコの仲間をご覧いただけます。

キッズ水槽のイイダコ(左)・深海Iのメンダコ(右)

沿岸水槽のミズダコ(左)・タッチプールのマダコ(右)

4種類はおそらく期間限定なのでお早目に来てくださいね!

相模湾ゾーン

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