2016年10月06日
トリーター:唐亀

カツオノエボシの飼育記録一月達成

今年は南風がなかなか吹かなかったのですが、先月の 6日は久しぶりの強い南風でした。その時に今年初めてのカツオノエボシを採集してきました。
それより少し前にお客さまのご意向で寄贈されたものを展示していたのですが、それ以来、少しでも風が吹くと海岸を歩いていましたが、ギンカクラゲは見つかるもののカツオノエボシには出会えないでいました。

9月 6日の午前中、ギンカクラゲに混ざり、2個体( 2群体?)持ち帰りました。
その後別に採集に行ったトリーターが 5個体( 5群体?)ほど持ち帰り、展示を再開しはじめました。その中の一番大きなものを展示に回さないで飼育に徹してみました。

気泡体の長さが 12㎝ほどで、5リッターのビーカーにガラス管で適量エアレーションを行うシンプルな感じで行いました。
昨年はこれで 12日ほどが最長でした。
大抵、気泡体がしぼんでしまうので、乾燥防止のために、日中数回スポイトで水をかけてやり、ラップでできるだけ封をしました。
給餌は朝に生シラスを与え、夕方全換水をおこないました。

かなり乱暴な世話の仕方ではありますが、本日で一か月飼育することができました。
願わくば、まだまだ頑張ってほしいものです。
なお、こちらは展示しておりませんので御了承くださいませ。

クラゲサイエンス

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