2017年04月14日
トリーター:杉村

今週のおすすめ

ノコギリザメ

“えのすい”でひときわ美しく容姿端麗なサメ「ノコギリザメ」を紹介します。
※飼育担当の勝手な思いですが・・・
展示水槽は深海Ⅰの最後の水槽で、クラゲファンタジーホールのすぐ手前にあります。

これまで“えのすい”では何度か飼育を試みてきましたが、なかなか餌を食べてもらえず、飼育ができていませんでした。
しかし、今回紹介するノコギリザメは 2013年の搬入以来約 4年の飼育ができています。
まさかこんなに生きてくれるとは...とてもうれしいかぎりです。
まだまだ長く生きてもらいたいですね。

吻先には、名前の由来にもあるりっぱな「ノコギリ」がついています。
この自慢のノコギリは、吻先が変形してできたもので、野生化ではノコギリ状の吻先を左右に振って獲物を獲るとされています。
搬入当初、給餌の時にはよく左右に振って餌を食べようとしていました。
かなり激しく振るため、ノコギリが水面まで出てくるとチョー怖かったのを今でも覚えています。
今では、口元に小魚などを持って行くと素直に食べてくれるので、とても助かっています。

今週のおススメ!
美しい魚体のノコギリザメに会いに来てください。

運がいいと・・・ノコギリザメの身体の上にユメカサゴがのっているかも・・・
運がいいと・・・ノコギリザメの下にオオコシオリエビが潜り込んでいるかも・・・

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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