2017年06月23日
トリーター:笠川

今週のおすすめ

念願の繁殖個体。私たちの日々の成果を、せび、みなさま、ご覧ください。

“えのすい”生まれのブルージェリー (写真 上)
今まで展示してきた個体は、全て購入個体でした。なぜなら、ポリプを獲得できていなかったからです。
しかし、今回、少しの工夫と業者の方の協力により、繁殖に成功することができました。試行錯誤の結果、みなさまにお見せできるサイズまで成長しましたので、クラゲサイエンスで展示しています。
一見、すぐ近くで展示しているブラウンドットジェリーにそっくりですが、それは当然です。同じ属ですから。
でも、じっくり見てみると、ブルージェリーは、うっすらブルー色です。今後、どのように色付いていくのか大変興味深いです。



“えのすい”生まれのタギリカクレエビ


私はクラゲ担当であるため、直接、飼育には関わっていませんが、ずっと身近で見守ってきました。
なぜかというと、このタギリカクレエビの育成は、当初バックヤードのクラゲ生産室で深海担当者がおこなっていたからです。
日々、カウンターをカチカチさせながら数をカウントし、弱々しい幼生を慎重に一匹ずつ換水しながら、一喜一憂している姿を見てきました。
深海担当者たちは決して諦めませんでした。そしてついに、世界初の繁殖個体の公開に繋がったのです。



最後に、
“えのすい”生まれのシラスも今、見頃です。

ぜひ、お見逃しなく。


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