2017年11月05日
トリーター:樋口

季節来遊魚 2017年産に展示変更しました!

新しく展示した個体たち新しく展示した個体たち

みなさんこんにちは!

きょうは最近、展示更新しました「季節来遊魚水槽」についてです。
季節来遊魚については私が毎年毎年しつこくトリーター日誌に書いていますので、もうみなさまご存知ですよ・・? なんだっけ?という方は以前のトリーター日誌をご覧ください。
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季節来遊魚水槽は毎年 10月頃に展示更新しています。
前年までの大きくなった季節来遊魚と今年の流れてきたばかりの小さな季節来遊魚を入れ替えるのです!

今年は 10月下旬に入れ替えをおこないました。
少し例年とは異なり、ハギ系がおらず、サンゴのポリプを主食とするチョウチョウウオが多めの構成となっております。
レイアウトも目が潰れそうになりながら当直の際に徹夜で作ってみました。
関東周辺の暗めの磯にキラリと光るチョウチョウウオはなんともテンションがあがります。あの光景を少しでも再現したくて、今回のレイアウトにしました。
まだまだ改善の余地あり、な出来ですのでそのうち改善Ver.に取り替えるかもしれません。


戻ってきた季節来遊魚(大きくなりました)

さあ 11月ということで季節来遊魚採集も終わりの季節。
一昨日潜り納めをしてきました。
毎年採れる魚の種類、数が異なります。(あたりまえですね)
今年は全体的に種類、数ともに少なめの印象でした。
ハギ系、ベラ系が特に少なかったように思います。これも黒潮大蛇行の影響でしょうか。

やっぱり採集は楽しいですね。
実際に魚が棲んでいる環境や地形を見るのも展示や飼育の参考になります。
採れそうな個体、採れそうな地形がだんだん分かってきました。
いかに相手の動きを読むか、が季節来遊魚採集の醍醐味な気がします。
上司の言葉を借りるならリアルポケ○ンGoに近いでしょうか。足を運び、自分の目で魚を探して、魚を見つける、あとは動きの読み合いと執念です。網に入ったときの喜びは形容しがたいものです。

今年は家の水槽では種を増やせませんでしたが、展示更新した季節来遊魚は昨年より種を増やせています!
ぜひ小さな小さな季節来遊魚、見にいらしてくださいね。

相模湾ゾーン

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