2018年06月28日
トリーター:城戸

「トップ」の成長

新米お父さん「トップ」新米お父さん「トップ」

みなさん こんにちは!
きょうはフンボルトペンギンのオスの「トップ」と、メスの「グー」のペアについてお話をします。

もともと「トップ」と「グー」の交尾は見られていましたが、ペアにはなっていませんでした。
それを、昨年の 9月から巣箱を置き、ペアになってもらいました。

通常フンボルトペンギンは、オスとメスが交代で卵を抱きますが、ペアに成り立ての 2羽は、「トップか」ら「グー」への交代はできても、「グー」から「トップ」への交代はできませんでした。
なので、交代しなきゃいけないということを、教えるために私たちが交代をさせていました。

卵の上から覆いかぶさるように抱くのが通常ですが、「トップ」は最初できずに胸の辺りが少し卵に触れている状態で温めていました。

その「トップ」が遂におととい、自主的交代をしたのです!!
予期せぬ出来事だったため、私の思考は少し失礼なものでした。
最初は『トップがいない!』と「トップ」を探してしまいました。
そして、泳いでいる「グー」を見て『大変だ!巣が空になっている!放棄したんだ!』と思ってしまい、急いで巣を覗くと「トップ」が卵を抱いていたのです。
取り急ぎ「トップ」に謝罪し、褒めてみましたが、抱くのに真剣で聞いていませんでした。

普通は、教えないでも順番に交代するものですが、おっかなびっくりで卵を抱いていた「トップ」が自主的に卵を抱いてくれるようになったのは、大きな一歩かなと思います。

“えのすい”の新米お父さんを応援してください!

ペンギン・アザラシ

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