2018年07月17日
トリーター:小谷野

夏に気になる発光生物

ヒカリキンメダイヒカリキンメダイ

空がすみれ色に染まる夕暮れ、暑さも少しやわらぎほっとしますね。夏の夜は盆踊りや花火など楽しいイベントが盛りだくさん。暗闇に飛び交う蛍の光はほぼ熱を発しないからか、とても涼しげに見えます。

先日、某局で発光生物の特集をしていましたが、“えのすい”でもヒカリキンメダイを展示中です。

ヒカリキンメダイは眼の下に半月型の発光器があり、そこに発光するバクテリアを共生させています。そのバクテリアが化学反応の過程で光を作り出し、ヒカリキンメダイはその光で仲間とコミュニケーションをとったり、海底の餌を探すときに使っているといわれています。

そのほかにも、沿岸水槽にいるマツカサウオもあごの先が光ります。深海Ⅰには刺激を与えると光るヒメカンテンナマコもいます。
深海には光で捕食者を脅かして逃れるため、餌をおびき寄せるためなどさまざまな理由で光る生物がいます。光る生物を見て、楽しい夏の夜を過ごすのはいかがでしょうか。


マツカサウオ


ヒメカンテンナマコ

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