2019年01月14日
トリーター:倉形

赤ちゃん 3頭すくすく成長しています

コツメカワウソ「ミサキ」が昨年 12月 21、22日に出産してから、早 24日が経ちました。

3頭の子は、日に日に大きく成長しています。とはいっても、まだ身体測定はできていませんので、いまの体重や体長をお伝えできないのが誠に残念です。

巣箱交換の際、現在は両親が子を咥えて移動をさせているのですが、出産当初、「ヨモギ」は雄で体も「ミサキ」よりも大きく、顎の力もあるので、余裕で咥えていました。
「ミサキ」は 1歳の雌なので体も「ヨモギ」から比べたら小さく、顎の力というよりは口の大きさも関係するのか、子を移動させる時に咥えず両手(前肢)で抱え上げるようすや、片手で抱えて移動をさせるようすが見られましたが、さすがに最近では子が成長し、抱え上げられるほどの大きさでは無く、また「ヨモギ」が子を移動させている姿を見て学習したのか、しっかりと咥えて子を移動させています。

「ミサキ」もまだまだ、係員が飼育舎に入室すると、遊んで遊んでと甘えたりもしますが、子を咥え移動させている姿や、授乳している姿を見るたびに、人間のように出産前誰かに育児を教えてもらったわけでも無く、「ミサキ」に備わっている本能(母性)が母親(雌)として頑張っている感が伝わってきます。私たち担当者、いや、私たち人間としても見習わなければいけないなとつくづく実感しています。

現在、子はまだ目も開いておらず、自力で飼育舎内を移動することができないため、みなさんが来場された際に子が確実に見られるというわけではございません。ご了承ください。
たまたま、親が巣箱交換のタイミングや何かのタイミングで子を移動させている姿を幸運にもめぐり合うことができたならば、騒ぎ立てず、静かに見守ってあげてください。
みなさんの優しさが、「ミサキ」と「ヨモギ」の子育てに安心安全な場所であることがわかり、今後の子孫繁栄にも繋がって行きますので、よろしくお願い致します。

これからもいろいろな形で「ミサキ」や「ヨモギ」、その子どもたちのようすをお伝えして行きます。楽しみお待ちください。

カワウソ~木漏れ日のオアシス~

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