2019年05月29日
トリーター:今井

かくれキャラの「ハチ」

ミノカサゴのように派手でなく、カサゴのように地味でもない、中間のような「ハチ」という種が沿岸水槽に展示されています。
本種のように間をとったような存在の魚種に興味をもたれるお客さまは多いものです。

さて、このハチは水底を滑るように泳ぎながら餌を捕りますが、その時は羽のような胸鰭をやや前方に角度を付けています。水の抵抗をものともせず、餌を捕らえようとする姿には気迫を感じてしまいます。

ただ、水底に体を休めている時も多いのが残念なところです。そんな時は砂地を探して頂きますと、前方から白、こげ茶、薄茶色の頭部が覗いていますので、潜っている時はこんなようすかとご覧いただければ幸いです。砂には、胸鰭を閉じてから左右に身をよじって、潜っていきます。

相模湾ゾーン

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