2019年11月22日
トリーター:鈴木

今週のおすすめ

こんにちは、鈴木です。
今週は、ちょっとマニアックで渋い魚が多いと思われる、沿岸水槽の一つの水槽をクローズアップします。

最初に、名前はよく聞くけど飼育はかなり難しい魚、アカカマス
美味しい魚としても有名ですが、擦れに弱く、採集の仕方や搬入後のトリートメントが飼育の鍵です。以前はなかなか飼育ができませんでしたが、試行錯誤を繰り返し、現在飼育中の 2匹のアカカマスのうちの大きい方はなんと2015年12月から飼育を継続している、来月で丸 4年もののアカカマスです。あれからもう 4年も経ったのですね。今でも、初めて飼育できた喜びが鮮明に蘇ります。これからも元気でいてくれるように頑張ります。

次に、タカノハダイ、ミギマキ、ユウダチタカノハの、タカノハダイ科3種
よく似ています。ですが、この 3種を同時に見られるのはなかなかありませんよ。
体にはしま模様、尾びれには水玉模様のあるおしゃれ系のタカノハダイ。口紅を塗ったような赤い口と、黄色味がかった綺麗な体色の渋谷系のミギマキ。透き通るような白い体に黒いラインがたいへん際立つキレイ系のユウダチタカノハ。タイプの違うファッションリーダーフィッシュはきょうyも 3種でランウェイを遊泳中です。


最後は最近仲間入りしたばかりのホシフグ
濃い青色の体に白いドットが散りばめられた、まさに満点の星空を切り取ったような美しいフグです。過去には大きなサイズの個体しか飼育経験がなく、いずれも飼育はうまくいきませんでした。今回珍しく小さい個体が手に入りました。かわいいです。臆病なのか、よく膨らみます。長く展示できるように試行錯誤中です。


以上、場所は沿岸水槽のいちばん大きな横長の水槽です。
他にも他ではなかなかお目にかかれないような、渋い魚が多数おりますよ。
ぜひご注目ください!

相模湾ゾーン

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