2020年05月18日
トリーター:浦﨑

初挑戦 3

みなさん こんにちは!

以前のトリーター日誌「初挑戦」で、カマイルカの「クロス」と新しい種目の「尾鰭打ち」に挑戦していることをお伝えしました。
前回の「初挑戦 2」から少し間が空いてしまいました・・・!
今回はこの 3か月の成長をお届けします!


まず、前回は尾鰭で水しぶきをあげる姿勢がとりやすいスロープで練習をしていました。
しかし、「クロス」の頭の中でいつのまにか「私の足の合図 → 尾鰭打ち」ではなく「スロープにいく → 尾鰭打ち」になってしまったみたいです。
スロープにいくと “これでしょ?” と言わんばかりに自信満々に尾鰭打ちをしてくれます。
私の伝えたいことが「クロス」には少し違う形に伝わってしまったみたいです。

成長をお届けします!と冒頭で書きましたが、初心に戻り、一からじっくり練習することにしました。

今回は、いつも撮ってもらっている練習風景も一緒に載せていきます!


1, スロープ以外の場所でも 「背中を上にして浮く」 (4月2日)

手が「クロス」に触れたまま誘導して、背中を上にして浮けるようにします。
手を離して、私が立っても大丈夫!となるまで 3月中に練習しました。


2, 背中を上にして浮く ⇒ 「足の合図を見て尾鰭打ち」
以前の練習を覚えているみたいでこれはすぐに伝わりました!


3, 「手が触れてなくても背中を上にして浮く」 ⇒ 足の合図を見て尾鰭打ち (4月10日)


4, 「手が遠い位置にあっても背中を上にして浮く」 ⇒ 足の合図を見て尾鰭打ち (4月22日)


5, 「背中を上にする途中で足の合図」 ⇒ 尾鰭打ち (5月1日)

この足の合図、「クロス」にとっては他の合図に似ているみたで、早く足の合図を出しすぎると、 “頭を前後に振ってね” の合図と勘違いしてしまいます。
タイミングが大事!


6, 「手と足の合図がほぼ同時」 ⇒ 尾鰭打ち (5月14日)

足の合図が大きいと、これもまた “頭を前後に振ってね” の合図と勘違いしてしまうので、足の合図を小さめにします。


7, 「手と足の合図がほぼ同時(☆足の合図は大きく)」 ⇒ 尾鰭打ち (5月17日)

最新の「クロス」です!
ここからは足の合図を少しずつ大きくしていくと同時に、最初に出していた手を無くしていければ完成の予定です。



クロスとの初挑戦、まだまだ続きます!

イルカショースタジアム

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