2020年09月05日
トリーター:山本

9月テーマ水槽

始まりました、9月テーマ水槽。「クラゲの9月」として、江の島周辺に出現するクラゲたちをご紹介しています。その内容と見どころをざっと紹介します。

カツオノエボシとギンカクラゲの標本展示


1か月間、温度調整がかなり難しい場所での展示ですので、標本にさせていただきました。ちょっと珍しい黄色のギンカクラゲもいます。標本となっても美しい姿をぜひご覧ください。
ギンカクラゲに関しては、生きているものをクラゲサイエンスでも展示中。カツオノエボシも採れ次第展示する予定です。
標本だけではなく、今年撮れたお気に入りの写真も飾ってあります。今年やや話題となったアオミノウミウシなどの写真も必見です。

採集方法やこれまで採れたクラゲたちの紹介


こちらは写真での紹介です。普段耳にしないような、かなりマニアックなクラゲたちを紹介しています。また、2018年度の採集結果を表にした「クラゲカレンダー」も作りました。「江の島の周りには、こんなにたくさんのクラゲがいるんだなー」と感じていただければ幸いです。

江の島で毎年出現するクラゲ
こちらは生きているものを展示しています。個人的には「エダアシ・カギノテクラゲ」の混合水槽が気に入っています。


広ーい水槽の中に、3㎜くらいのエダアシクラゲ(黄色い〇)が数えきれないほどにいっぱい入っています。うじゃうじゃ感を出せるように毎日少しずつ追加していますので、後半どうなるのか楽しみです。
また、カギノテクラゲも少しですが入っています。かなり分かりにくいところに移動していることもあるので、見つけられたらすごいです。

今回のテーマの目玉「毎日採集朝どれクラゲ」

9月1日から30日までの間、毎日江の島に行き、採れたクラゲを展示します。つまり日替わりの展示です。
これは・・・正直とーっても大変なのですが、私が一番やってみたかったことでもありますので、今回チャレンジしてみました。多分クラゲが一匹も採れない日もありますが、可能な限り頑張ります。土砂降りでも行きます。台風の日は・・・さすがにちょっと・・・。
毎日その日の朝に採れたクラゲを展示しますので、よりリアルな江の島のクラゲを体感できると思います。
ただ、1㎜くらいのクラゲも一緒に入れますので、全部ちゃんと見るのは難しいかも知れません…。それは、今後工夫してどうにかご紹介できたらなと思います。
ちなみにきょうの結果はこんな感じ。

もちろんこのパネルも内容は日替わりですので、その日の採集者次第です。それぞれ自由にふんわり書いていきますので、こちらもお楽しみに~。

さて、ざっとご紹介してきましたが、何となく雰囲気は伝わりましたでしょうか。まだまだ9月は始まったばかり。2020年のクラゲ月を、一緒に全力で楽しんでいきましょう。

テーマ水槽

RSS