展示一覧
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みなさんこんにちは。
いつの間にか8月が終わって9月になっていました。
少し涼しい日とまだまだ暑い日がありますが、引き続き体調管理にはしっかり気をつけなければいけないなと思います。
さて、前回のトリーター日誌で、「ウツボのお話をシリーズ化したいなとたくらんでいます」と書きましたが、快くOKをもらえました!
というわけで、しばしウツボのお話にお付き合いくださいませ。
ウツボは普段は岩の隙間などでじっとしていることが多い魚です。
そのウツボたちがいつもいる場所は、なんとなく個体ごとにお気に入りの巣穴があって、餌を探して動き回る夜間や、ペアを作る繁殖期を除いてあまり動かないものなのかと思っていました。
ですが、実は意外とそうでもないようです。
これは私が学生時代にフィールド調査で観察していたウツボの話ですが、ウツボは特定の場所にとどまっているとは限らず、かなり動き回っているようでした。
アカシマシラヒゲエビやオトヒメエビなどのクリーナー生物のいる場所、イカの産卵ポイントになっている場所、U字溝などの頑丈な人工物のある場所など、さまざまな地点で調査日ごとに別個体のウツボが観察されることが多かったです。
また、台風などの影響で海底地形に変化があった場合もウツボの分布に変化がありました。
ちなみにウツボの個体識別は顔の模様の違いで行いました。
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