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えのすいトリーター日誌

2021.03.11 トリーター:西川

2021/03/11 「ごめんなさい、オオグソクムシ」


先日、展示水槽でオオグソクムシの脱皮間近だと思われる個体を見つけました。
こちらです。


といっても、この写真を見て脱皮しそうだなんてわかる人は少ないですよね。
しかも展示水槽で光を浴びて生活しているので、コケも生えてしまって、、、 余計にわかりにくいですね。
コケが体の後ろ側に多いのは、暗い場所や狭い場所が好きで、砂や岩陰に隠れようとする習性があるためです。
スナホリムシ科に分類されるオオグソクムシは、自然の海では自分の体長と同サイズからその数倍の長さの巣穴を掘って生活しているといわれています。
でも、水槽の中では頭隠して尻隠さず。
なのでこんな感じにコケが生えています。

上から見た写真もあります。


こっちの方がわかりやすいかもしれませんね。
通常は全て同じ色をしているのですが、この個体は頭部と胸部を含めた 5つの節の色が白くなっています。
それが脱皮の合図です。
オオグソクムシは色が変わっているこの場所を境に、まずは後ろ側から脱皮をして、しばらくして前側の殻を脱ぎます。
そして、この合図に気づいて撮影をした3日後、なんと下側の殻を脱ぎました!
が、すでにこの状態でした、、、


尾部がなくなってしまっています。
実はこれは、殻が引っかかって脱げなかったのではなく、同じ水槽にいるほかの生物に襲われてしまった痕なんです。
脱皮直後の殻はまだ柔らかく、そのタイミングで襲われてしまったので残念ながら脱皮成功となりませんでした。

オオグソクムシは脱皮を繰り返して大きくなりますが、それなりのリスクがあります。
水槽の中と自然の海を比較すると、単位体積当たりの魚の量がとても多いです。
激しい生存競争が繰り広げられている水槽内での脱皮は、かなりのリスクがありました。
今回は脱皮の合図に気づいていたのにも関わらず守ってあげられなかったことが悔やまれます。ごめんなさい。
この個体は 10ヵ月前に搬入している個体ですが、脱皮したということはオオグソクムシにとって良い環境で飼育できているのだと思います。
次からは、脱皮の合図があったらきちんと保護し、成長していけるように手助けをしていきます。
最終的には小さなオオグソクムシの赤ちゃんを見ることができたら嬉しいですね。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-





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