2021年03月23日
トリーター:笠川

お花が咲いたよう

春到来。桜の季節です。今年は例年に比べて開花が早いようですね。
今回はお花に絡めてひとつ、あるクラゲを紹介します。
先日、若い女の子たちが、「このクラゲかわいい~すき~」と言っているのを館内でたまたま聞いたので、きっと女子ウケしてくれるかなと思います。

キタユウレイクラゲ。

このクラゲ、傘がお花型です。大体のクラゲはオワン型のように丸いものが多いですが、このキタユウレイクラゲは、エフィラのときの形のまま大きくなっている感じです。とても特徴的で可愛いです。口腕もフリルが何層にも重なったような形をしています。

ただこのフリフリした感じと、たくさんの触手のせいで、よくくっ付いて絡まり、団子状になってしまうのが難点です。水槽に複数で飼育するとどうしてもこの現象が起きます。キタユウレイクラゲに限らず、触手の長いクラゲはみんなです。自然にほどけることもありますが、大抵は飼育員が長い棒を使ってほぐしています。

キタユウレイクラゲは、クラゲサイエンスで展示しています。まだ可愛いサイズです。このクラゲは本来もっと大きくなります。ポリプはなんと深海底の海底ゴミにくっ付いているのが見つかっています。

クラゲサイエンス

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