2021年03月23日
トリーター:今井

コウイカ類の展示開始!

コウイカコウイカ

毎年、冬から春にかけて、海岸近くにコウイカ類が集まってきます。理由は産卵のためです。多くは定置網で漁獲され、中には重さ2キロを超える大物も見られますが、その中で状態の良さそうな個体を漁師さんから頂いて水族館で展示しています。

コウイカの甲とは、丸々と美味しそうな胴体の背中側にある石灰質の貝殻のことです。イカやタコは、サザエやアサリと同じ軟体動物の仲間なので、貝殻を持っているのです。背中のほぼ全面に備わった甲は、ごく薄い層が積み重なった構造をしていて、微妙な浮力調整を行っています。そこで、今回はまるでUFOみたい?な遊泳をお客さまにご覧いただきたくて、いつもより少し大きめの水槽に展示致しました!

また、コウイカ類のもう一つの魅力として、瞬時の色彩変化も観察いただければと思い、時折、お互いに害のない大きさのタコ類を混泳させてみる予定です。コミュニケーションや気分?、カモフラージュによる色彩変化などもタイミング次第でご覧いただけるやも知れません。なお、タコの方は不定期な展示となりますので、あしからずご容赦ください。


マダコ

相模湾ゾーン

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