太平洋の暖かい海エリアで、新しい環境でのヒカリキンメダイの飼育検証をおこなっています。
チンアナゴやニシキアナゴを飼育している水槽に、ヒカリキンメダイを入れてみました。
以前より周囲を暗くして、アクリル面にスリットを入れた水槽でヒカリキンメダイを飼育しているのですが、今回は、照明を点灯させた普通の水槽での飼育を検証しています。
ヒカリキンメダイは発光器を持つ魚として知られ、明るい光が苦手なので、照明をつけた水槽での飼育は難しいと考えられていました。
しかし、明るい水槽で飼育してみると、ヒカリキンメダイたちは、光に対して意外と順応性が高いことがわかりました。
明るい水槽でも、岩組の陰を利用して元気にくらしているようで、夜間水槽が暗くなると、岩陰から出てきて、水槽全体を泳ぎまわっています。
発光器もしっかり光っているので、調子はよさそうで、狙い通り昼と夜、別の顔を見せてくれるおもしろい水槽となっています。
もう少し検証を進めて、ナイトツアーなどでお披露目できるようにしたいと考えています。
楽しみにお待ちください。