2021年07月05日
トリーター:水村

プラヌラ採取をやってみた

クラゲの担当になってようやく1年が経ちました! とはいっても経験はまだまだ浅く、日々お勉強です。 

先日、ミズクラゲのプラヌラを採取しました。
実はこの作業は初めてで、前から採取したいと思っていましたが、なかなかできず。今回、ようやくその日がやってきました。
プラヌラはポリプになる前の段階です。雌のクラゲから採取して、タッパーに入れます。


プラヌラ採取前

この写真の茶色の部分にプラヌラがいっぱい入っています。
こちらが採取した後の写真です。結構きれいに採取できました。
粘液がスポイトに絡まって、後半は洗っても、洗っても採取できない事態に・・・。


採取後の写真

そして、これが採取したプラヌラです。


タッパーに入ったプラヌラ

いったい幾つプラヌラがあるのか・・・ これはものすごい量です。

後でわかったことなのですが、これはタッパーに入れすぎだということが判明(笑)
入れすぎると、水が腐ってしまうので、換水しなから、ほどほどに少ないくらいが丁度いいと教えてもらいました。

さて、この採取したプラヌラ、顕微鏡を使ってどんな動きをしているのか、確かめてみましたよ。


プラヌラ顕微鏡写真

この1つ1つがプラヌラで、後にポリプになります。
ものすごく小さいです。
そして、しばらく暗い場所に寝かせて1週間後、状態確認のためにタッパーの蓋を開けると、いくつかポリプになっていたのです!!!


ポリプになった状態

こちらも顕微鏡を使って観察した写真ですが、しっかりと触手が出ていました。
ここまでくれば、こまめに餌をあげ、換水をしていく方向に切り替わります。
全工程が、初めてだったので成長の早さに驚きっぱなしでした。

実は、今もう一つ育てているものがあります。
クラゲの餌として使用しているアルテミア(ブラインシュリンプ)です。
少し大きくなったので、また機会があったらご紹介します。

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