2021年07月18日
トリーター:石川

ペンギンたちの高齢化?

ルビールビー

最近膝が痛い、目が見えない、動きが機敏でない、などの自覚症状が顕著な自分に加齢を実感している今日この頃、今いるフンボルトペンギンたちも気が付けば 20年を超えて一緒に生きてきた感があるペンギンたちが多く、足腰に疾患が出ているペンギン、目が悪くなってきたペンギンと、同じように加齢を感じさせるペンギンがちらほら出てきています。

実際のところフンボルトペンギンの寿命が何歳なのかは明確にはわかりませんが、飼育下では 40年を超えるものもいるようです。
そう考えると最長寿の「ルビー」もまだ 31歳、まだまだ長生きしてもらいたいものです。
20年くらい前は 20歳くらいでも長く生きてきたイメージでしたが、現在 20歳以上のペンギンは 12羽。20歳くらいのペンギンは、安定期のようにも見えているのですが、やはりいろいろなところに不自由が見られ始めています。

例えば、最近視力が気になっているのが「セサミ」、白内障のようで、片方はだいぶ見えていないようです。


セサミ

また足腰が悪いのは「コンペイ」で、足にサポーターをつけてみて、ちょっと調子が良さそうに見えます。


コンペイ

2年くらい前から歩けなくなった「チッチ」は、朝限定でプールで泳いでいますが、「チッチ」が泳ぎたいだけ泳がせているので、最近は昼頃まで泳いでいるときもあります。


チッチ

ペンギンはある程度の集団で生活している方が、ストレスがたまらないようで、肢体不自由でも、できるだけ仲間と一緒にいる時間を作ってあげるだけで、メンタル的な部分は緩和できるように思います。
また足が悪くなったからといって抱き上げたりしすぎると、段差も登れなくなってしまいます。泳ぐことで胸筋も維持できます。私たちと同じでリハビリも重要なんです。

そういった経緯は自ら体験できているので、ペンギンの経緯も私には参考になります。
これからもお互いの経験を踏まえながら長く健康な状態で生活できるように、お互いにサポートしていきたいと思います。

ペンギン・アザラシ

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