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えのすいトリーター日誌

2021.09.19 トリーター:鈴木

2021/09/19 継続は力なり


みなさんこんにちは、鈴木です。

“えのすい”の目の前の海には早朝からさまざまなアクティビティを楽しむ方々で大変にぎわっています。
サーフィン、ランニング、犬の散歩を中心に、部活やサークル活動、ダンスの練習、ヨガ・・・などなど。
現在はコロナ禍で自粛しているだろうものもいれればまだまだたくさんあり、本当にこの海は地元から愛されているなーと、一地元民ながら毎朝海が良く見えるテラスで朝礼前のラジオ体操をしながら実感しています。

さて、そんな賑わいをみせる目の前の海に毎日網とバケツを持ってでかける男がいます。
魚類チームの頼れる助っ人こと、アルバイトのI君です。
彼には日々魚類の飼育を手伝ってもらっているのですが、採集の腕前は一級品です。

約 5年前、コウイカの赤ちゃんに与える餌のエビ類を海で採ってきて欲しいと頼んだことがきっかけで採集デビューし、それからほぼ毎日海にでかけ、いまでは、我々トリーターが驚くような生き物や、この辺りでの記録がほとんどない珍しい魚、さらにこちらのさまざまなオーダーに合わせた育成用の餌となる生物を採集してきてくれます。
そしてなによりも日々の業務で毎日海に行くことが難しい我々にとって、目の前の海の状況や現在見られる生物を代わりに見て教えてくれるとても貴重な存在です。そのおかげで目の前の海の変化や豊かさを日々更新できていると思います。

彼が採集した生物はもちろん展示にも活かされています。
ただ、以前はこういった小型の採集魚をうまく見せられる水槽がほとんどなかったため、脇役的な展示に活用することが多かったのですが、最近、沿岸水槽の一つのメイン展示生物として彼の採集魚がデビューしました。

アオヤガラという魚です。(実は以前にも別の水槽で展示をしたことがあったのですが、その時は短期の展示で終わってしまいました)
形が面白く人気の高いこの魚。
基本的には漁師さんからまれにいただく程度で、ほとんど入手はできず、ましてや小型のものを目にする機会はほとんどありませんでした。
ですが、数年前より彼が時期になると小型のものを採集してくるようになりました。
それから本格的に育成をするようになりましたが、基本的に生き餌しか食べないこの魚を育成するためには、成長に合わせたサイズの生きた餌を与え続ける必要があります。
さらに体が細いので餌を怠るとすぐに痩せて調子を崩してしまいます。市販の生き餌では量もサイズも到底この魚の育成のニーズには足りません。
大概その段階で諦めてしまいそうですが、そこに彼がいる強みが発揮されます。
現在展示中のアオヤガラは彼が採集し、さらに自らで幼魚の成長に応じた生き餌を採集し、毎日与え、ヒョロヒョロの鉛筆サイズから現在の立派で見栄えがするサイズまで育ててくれました。
成長に応じたサイズの生き餌をコンスタントに確保するためには当然ながらどこに何がいるかを知っていることが不可欠です。このアオヤガラの展示の実現は、彼の継続する努力とそれによって得られた経験値の賜物だと思っています。
継続は力なりという言葉は本当ですね。目の前で見せられるとすなおに実感します。

その他、注目してほしいのが、“えのすい”に入ってすぐの水槽に展示する、コバンアジとマルコバンです。
これは豆サイズから約 3年飼育したもので、いまではだいぶ立派になりました。まだまだ成長途中なので、さらに大きく成長しより大型の水槽で展示できる日が楽しみです。
最近展示を更新した漁港水槽には今年採集したまだまだ豆サイズのコバンアジやマルコバンも展示しています。これらももちろん全て彼の採集の成果です。これからも、彼と彼の採集した生物の成長がとても楽しみです。

みなさん、目の前の海でそんな彼を見かけたら、(喜んで解説を始めるので本当は声をかけていただきたいですが・・いまの状況では難しいので)ぜひ、陰ながら応援してあげていただけたら嬉しいです。

相模湾ゾーン


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