2022年01月13日
トリーター:羽田

「ミライ」ショーデビュー!&「シリアス」おかえり!!

ここ数か月、羽田と伴野のトリーター日誌で「シリアス」と「ミライ」がショープールで生活したり、他のイルカたちと生活する練習をしているようすをお伝えしてきましたが、本日 2頭がショーに参加しました!!

現在1歳8か月の「ミライ」はショーデビュー!!
「シリアス」は育児をしたり触れ合いプログラムの参加している期間が長く、なんど15年ぶりのショー参加となります!
2頭ともそんなことを微塵(みじん)も感じさせず、とても落ち着いて参加してくれていました!

ここまで来るのには本当にたくさんの取り組みをしてきました。
産まれて間もない時期に、水門を通過して他のプールへ移動するトレーニングをしたり、今までよりも早い時期に他のイルカたちと同居を開始したりして、社会性に富んだ生活を過ごせるように工夫してきました。
今まで“えのすい”でおこなってきたイルカの育児方法から、変更した点がたくさんあり、トリーターも手探り状態で、「ミライ」が産まれる前から試行錯誤の繰り返しでした。

「産まれてきたイルカが健康で刺激に富んだ生活を過ごしてほしい」

その一心でトリーターみんなが取り組んできました。
結果として、「ミライ」は今までの“えのすい”生まれのイルカたちの中で一番早く水門を通過することができ、大きいショープールでの生活の練習を開始することができました。
もちろんショーデビューも一番早かったです。
ショーに参加できるということは、みなさんに「シリアス」と「ミライ」のことを紹介できる機会が増えるということ。
これはトリーターにとっては本当に嬉しいことです。
トリーターはとにかくみなさんに動物たちのことを知ってもらいたいという思いがあるので、たくさんの方に動物を紹介できる展示方法として、ショーというはとてもよいと思っています。

そして、ショープールに限らずいろんなプールで生活できるということは、他のイルカたちと生活できることへと繋がっています。
ショーに参加できるということは、ショープールで生活する時間も長くでき、「ミライ」にとって重要なことなのです。

少し硬いお話もしてしまいましたが、とにかくイルカたちとトリーターで歩んできたことが結果になったことが嬉しいです。

「ミライ」は産まれた時から担当をしており、「シリアス」に関しては私がえのすいトリーターになって初めて担当になったイルカなんです。
感慨深い。
ショー後、ここまで二人三脚で歩んできた伴野トリーターと熱い想いを語り合いました。

今回のショーデビューはショーの一部分だけの参加で、後半は先輩イルカたちとバトンタッチしました。
いきなりショーの全てに参加することは難しいので、少しずつ参加できるパートを増やしていきたいと思います。
これからも毎日参加する訳ではなく、日々の練習の中で時々ショーに参加していく予定なので、きょうは出ているかな?と思いながらぜひショーを見に来てあげてください!

次の目標は最初から最後までショーに参加すること!
これからも「シリアス」と「ミライ」、そしてトリーターの挑戦は続きます!!

最後にショーのようすを少しだけお届けします。

「シリアス」と伴野トリーター「シリアス」と伴野トリーター「ミライ」と私「ミライ」と私みんなで一緒に尾びれ打ち(「シリアス」)みんなで一緒に尾びれ打ち(「シリアス」)みんなで一緒に尾びれ打ち(「ミライ」)みんなで一緒に尾びれ打ち(「ミライ」)

イルカショースタジアム

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