「太平洋」で夕方4時からちょっと雰囲気を変えている水槽があります。
昼はチンアナゴとニシキアナゴが穴の中からゆらゆら顔を出して、流れてくるごはんを待っています。
夕方4時から照明の照度を落とすと、チンアナゴとニシキアナゴたちは穴の中でお休みモード、かわりにちかちか発光器を光らせたヒカリキンメダイが活発に動き出します。
昨年の6月ごろから、この水槽ではヒカリキンメダイの飼育を始めました。
以前は真っ暗な環境でしか飼育できないと考えられていたヒカリキンメダイですが、意外と明るい環境にも適応できることがわかりました。
昼間は水槽の中にある暗いスペースで過ごしていますが、閉館後照明を落とすと活発に水槽の中を泳ぎ出し、ごはんもよく食べてくれています。
ヒカリキンメダイが発光器を光らせるようすを開館中にお見せできないかと考えて、夕方4時から1時間だけ照度を落としてみることにしました。
照度を落とす方法は、アナログ方式。時間になると担当者が水槽の上にスリットを入れた蓋を乗せています。
閉館までの1時間、ヒカリキンメダイの不思議な発光をゆっくりご覧いただければと思います。
チンアナゴとニシキアナゴはこの時間寝てしまうので、水槽が明るい内にご覧ください。