2022年02月18日
トリーター:島森

最近の「ビーナ」と私 9

1988年の1月、ハナゴンドウの「ビーナ」が“えのすい”へやって来てくれました。それから丸 34年が経ち、35年目に突入できたことが嬉しくて今回は「ビーナ」と私のお話を載せようと思います(^^)

少し前に、ショーの中で「ビーナ」と全然息が合わないことが多くありました。「ビーナ」に合図を出しても応えてもらえなかったり、見て見ぬふりをされたりと…。こんなことが続くと、結構落ち込みます。一緒にいる時間を楽しんでもらえていない証拠だからです。「ビーナ」にしっかり寄り添えていなかったんだと思います。

こんな時、本当に自分の意思を表現するのがとてもじょうずな「ビーナ」に感謝です。「それは楽しくないよ」「さっきあの子と喧嘩したから、近づきたくないよ」など。
言葉で伝えてくれる訳ではないので、本当にそう思っているのかはわかりません。でも「ビーナ」の行動をみて、なんでこんな行動をしたのかな?と考えて理由を探していきます。理由の正解がわかることはありませんが…。

例えば、他の子と喧嘩をすることがあるんですが、そのあとに他の子の方へ一緒に移動しようとすると頑なに動かなかったり、反対側へ行こうとすることがあります。そんな時、誰もいなくなってから移動してみると何ごともなかったかのようについて来てくれます。ということは、その子の方へ近づきたくなかったんだなと理由を見つけることができます。

言葉が伝わらない分、こういった行動やこちら側からのアクションでコミュニケーションをとることが大切で、意思表示がじょうずな「ビーナ」にいつも助けられています。
それでも理由を見つけてあげられないことはたくさんあって、それが続くと「ビーナ」が私との時間を楽しんでくれなくなってしまいます。
ほんの少しずつでも楽しくない時間を減らしていけるよう、「ビーナ」の好きな体を触る遊びやホースの水で遊びながら、たくさん一緒に過ごしていきたいです(^^)

ショーやショー以外の時間でもいろんな表情を見せてくれる「ビーナ」。ぜひ“えのすい”へいらしたときは、「ビーナ」がどんなことしているのか観察してみてください!
もしかしたら、「ビーナ」の気持ちに近づけるかもしれませんよ♪

2021年02月02日 最近のビーナと私 8


イルカショースタジアム

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