2022年03月20日
トリーター:鷲見

「セブン」の内視鏡練習

季節の変わり目、みなさん体調崩されてないですか?
この時期は花粉症の方も大変だと思います。
動物たちもこの季節の変わり目は体調を崩しやすく、要注意なんです。

さて、動物たちの健康チェックはもちろん欠かさずですが、何かいつもと違う?と思った際にすぐに検査ができるよう、最近カマイルカの「セブン」と胃の中を見る内視鏡の検査の練習を始めました。

イルカの胃の内視鏡ってどうやってやるの?と疑問を持たれた方もいると思います。
いろいろ方法はあるのですが、「セブン」と練習しているのは、頭を水面に上げたまま、陸上から細長い内視鏡を入れるという方法です。

内視鏡にみたてた細長いチューブを口から入れるのは、練習の成果でとても上手になりました。

黒い棒は、何かの拍子に「セブン」の歯が内視鏡の精密機械に当たらないように、棒を置いて口が閉じないようにしています。

現在は、チューブを入れている間、呼吸が安定してできることと、長時間入れていても平気になることを練習しています。
以前は呼吸が浅く、10秒に1回ほどしていましたが、深い呼吸で 20~30秒に1回の呼吸に安定してきました。
そして今日1分維持ができました!
これは大きな進歩です。これを2分、3分と長くしていき、まず5分維持を目指したいと思います。
ただ、本番の内視鏡をするにはもう一つ練習することが、、それは胃の中に空気を入れることです。
ヒトではバリウムを飲んで、胃を膨らませたりしますよね!
イルカたちも内視鏡検査の際、胃の中が見やすいように空気を入れて膨らませます。
今後は空気を入れる練習も始めていきたいと考えています。
本番まではもう少し時間がかかると思いますが、地道に「セブン」と練習していきます!

イルカショースタジアム

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