2022年04月04日
トリーター:山本

花冷水母

冬が終わり、やっと暖かくなってきたと思ったら・・・ 昨日と今日はとっても寒い!
こんな、桜の花が咲く頃の寒さのことを「花冷え」と言うそうです。
日本らしくてとても素敵な言葉ですね。
この言葉を知ってから、たまにある寒い日も「今日花冷えだー」と、なんとなく楽しめるようになりました。
相変わらず“えのすい”クラゲチームは、雨の日も風の日も、(ほぼ)毎日江の島に行ってクラゲを採集しています。

今日はそこそこの雨が降っており、正直あまり期待していなかったのですが・・・
行ってびっくり、ちゃんとクラゲと出会うことができました。

これはオオタマウミヒドラ。4mmほどのクラゲで、傘にあるたくさんの粒々(=刺胞)が特徴的です。江の島ではまさに今の時期にたくさん出現します。

こちらはシミコクラゲ。同じく4mmほどのクラゲで、傘の中にクローン(仔クラゲ)をつくって増えることができます。冬から春にかけて全国的に出現します。

他にもジュズクラゲのちびがいましたね。
昨日はコツブクラゲが採れましたので、最近は花クラゲ目のクラゲたちが多い感じですね。なんか春っぽい。

突然暑くなったり寒くなったりと、なかなか気候が安定しない最近ですが、海の季節は着実に進んでいっているように感じます。
そろそろギヤマンクラゲやウラシマクラゲが出てくるころかな・・・ 楽しみです。
季節もクラゲも、毎日移り変わりを楽しみながら過ごしていきたいですね。

クラゲサイエンス

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