2022年07月07日
トリーター:渡部

9年の時を超えて

みなさんはじめまして!
7月から深海と冷たい海の生き物の担当になりました、新人トリーターの渡部です。
これから生き物に関するわくわくしたことや、面白いと思ったことをみなさんにたくさんお伝えしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

さて、今回は初めてのトリーター日誌ですので、私がえのすいトリーターを目指すきっかけになった出来事を書くことにしました。

ことの始まりは、私が中学1年生だった2012年までさかのぼります。当時から生き物や自然が大好きで、水族館や科学館へよく遊びに行っていました。
特に、逗子市にある理科ハウスという科学館へはよく通っていました。
理科ハウスにはサイエンスカフェといって、さまざまな専門分野の方からお話しを聞くことができるワークショップがあり、古生物学者のロバート・ジェンキンズさんのお話を聴く機会もありました。その時、深海担当だった北嶋トリーターとクラゲ担当の笠川トリーターもプライベートで聴きに来ていたそうです。
当日はお話しができず少し残念に思っていたら、理科ハウスの学芸員さんから「二人を招いて水族館をテーマにしたサイエンスカフェをやったら面白いかも!」と提案がありました。そして、理科ハウスで北嶋トリーター、笠川トリーターとともにサイエンスカフェならぬ水族館カフェを企画することになり、私は企画のお手伝いすることになりました。

ポスターを書いたり、どんな内容にするか考えたり・・・とにかく楽しくて、あっという間に水族館カフェ当日になりました。
およそ20人の参加者の方々とともに、お二人から水族館の裏側に関するお話しを伺いました。
笠川トリータ―はクラゲのポリプやエフィラの入ったタッパーを持ってきてくれました。
クラゲは特別な設備で飼育しているのかと思っていたので、家にあるもので飼育しているんだ!と非常に驚いた記憶があります。
この体験がきっかけで、私はこの後クラゲに囲まれた人生を歩むことになりますが、そのお話しはまたいつか・・・

さて、本題に戻りますと、水族館カフェは、参加者の方々からの質問もたくさん出て、盛り上がりました。とてもうれしかったです。

タッパーに入ったクラゲやポリプを紹介している笠川トリータータッパーに入ったクラゲやポリプを紹介している笠川トリーター

さらにうれしかったのは、その後のことです。
北嶋トリーターが水族館カフェのことをトリーター日誌[2013年6月11日 外での仕事
で紹介してくれたのです。
その日誌には、私や友人のことも書いてあり「あと10年後にはもしかしたら一緒に働いているかも?」とつづられていました。この言葉がグッと刺さり、私はいつか絶対えのすいトリーターなると決めました。

2013年のスリーショット2013年のスリーショット

それから9年、私は今、北嶋トリーター、笠川トリータ―の背中を見ながら、一緒にお仕事をしています。
1年早くなりましたが、あの日誌の言葉とほぼ同じ状況になりました。
何だかまだ夢のようで不思議な気持ちですが、これからお二人のような素敵なえのすいトリーターを目指したいと思います。最後に、念願の同じ制服でのスリーショットを添えて、今回のお話しはおしまいにします。

2022年のスリーショット2022年のスリーショット

少し長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
今後は、大好きなクラゲや深海の生き物のお話しなどもしていこうと思います。
お楽しみに!

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