夏休みが始まりました!
もうどこかへ出かける予定は立てましたか?
“えのすい”では夏のイベント「トワイライト~この夏、未知なるヒカリに出逢う~」が始まり、イルカショーもリニューアルして「きずな/kizuna」から「Wave~きみの波になりたい~」になりました。
また、私が担当している“おでかけえのすい”(出張水族館)も順次開催し始めました。この準備で大忙しです。この忙しさから現実逃避するために私も早速、山へと逃げてきました。
タイトルからだいぶ逸れてしまいましたね。それでは話を本題に戻していきましょう。
この夏のタイミングで私が担当している水槽では、ある魚の展示を開始しました。
それが新着生物でも紹介している「タマカイ」です。実はこの「タマカイ」、1年前から展示を考えていたのです。
ちょうど 1年前に水槽の展示替えをおこない、「ヒカリキンメダイ」の展示から、「メガネモチノウオ」や「モヨウキカイウツボ」などの暖かい海に生息する捕食者の展示へと変えました。この構想段階で、「メガネモチノウオ」と「タマカイ」の 2種を軸にした展示を目指していたのです。
ただ、“えのすい”にやって来た段階で「タマカイ」は非常に小さく、手の平サイズで、他の魚と一緒にするのが厳しい状態でした。
そのため、バックヤードである程度大きくなるまで育てることにしました。さすが「タマカイ」といったところでしょうか、餌付けはまったく問題なく、ぱくぱくご飯を食べてくれました。
そこからひたすら大きくなることを願い、給餌を続けました。一度白点病に悩まされたこともありますが、それも乗り越え、少しずつ、少しずつ成長してくれました。
そして、構想から約 1年、“えのすい”に来てから約 10か月で展示が実りました。
60cmでもまだまだ小さいサイズです。いつか私の身長を超す日がくるでしょう。その日を楽しみに毎日、成長を祈っています。
※展示生物は変更する場合があります。
[最大全長約3ⅿの巨大魚!の幼魚「タマカイ」展示開始!]