先月の濱田トリーターの日誌でもありましたが、コツメカワウソの「モミジ」が、お客さまから見える展示エリアに出る練習をしています。
少しずつ練習を重ねて今では展示エリアで餌を食べたり、おもちゃで遊んだりすることができるようになってきました!
まだまだ展示エリアにいる時間は短いですが、約一か月「モミジ」とどんな練習をしてきたかをお伝えします。
まず展示エリアに行くまでには、ウッドデッキの階段を登る練習から。
方法としては、一段登ったところで落ち着いて餌を食べられるようになったら、次の階段に登る。
そこでも落ち着いて餌を食べられるようになったら、次の階段に進みます。
新しく行く場所なので、最初は「モミジ」も緊張しています。
その中でこちらの気ばかりが先行して、どんどん行くよ! といってもよくないですよね。
「モミジ」が落ち着いて餌を食べられる = その場所に慣れた
これを基準にして展示スペースまで少しずつ進んで行きました。
ウッドデッキは比較的スムーズに行き来ができるようになり、いよいよ展示エリアへ!
展示エリアは床がデコボコしていて少し滑る。
「モミジ」にとっては初体験。
最初は前足だけしか展示エリアに入れませんでしたが、そこでまた落ち着いてご餌を食べる。
食べられるようになったら次に進む、は変わりません。
焦らない焦らない。
数日の練習で「モミジ」は展示エリアに全身はいって落ち着いて餌を食べられるようになりました!
匂いや手に当たる刺激に敏感なコツメカワウソ。
「モミジ」が新しい場所に行くときは、必ず最初に匂いを嗅いで前足でいろんなところを触ってから私のところに来ます。
こういったことはカワウソを担当するようになったからこそ実感できました。
日々勉強になることばかりです。
今はトレーニングの時間以外でも、展示エリアへ自由に行けるようにしておくと「モミジ」は自ら展示の方へ行き、水に入ったりおもちゃで遊んだりするくらいリラックスしてくれるようになりました!
展示エリアに入ってきます!
表情も落ち着いていますね。
いろんなところを探索します
今の課題は展示エリアとバックヤードを仕切っている扉を閉めても落ち着いて過ごしてもらうこと。
バックヤードにはいつも「モミジ」がいる部屋があり、今はいつでもそこへ戻れるようになっているので「モミジ」も安心し、展示エリアまで来ています。
写真を見ると分かると思いますが、扉を少しだけ開けている状態です。
以前はもっと広く開けていましたが、少しずつ狭くしています。
これも焦らないことが大切。
「モミジ」にとって展示エリアが楽しくて落ち着く場所になれば扉が閉まっても大丈夫。
時間をかけてやっていきたいと思います。
「モミジ」が展示に出てくる時間は 12~ 13時頃が多いですが、毎日ではないので、まだみなさんにこの時間に会えますよ! と確実なことが言えないのが申し訳ないです。
これからも引き続き練習していくので、毎日「モミジ」に会える日を楽しみにしていてください!