一時期、産卵フィーバーを迎えていたカクレクマノミですが、西川トリーターが日誌[カクレクマノミの赤ちゃんが産まれました!]でご報告をしてから、ぱったりと途絶えてしまいました・・・
栄養価の高いごはんに変えてみたりしながら見守ること数か月・・・
ひさびさの産卵確認♡
卵を確認する 2日ほど前から、カクレクマノミのペアが石を一生懸命お掃除する姿が見られていたため、もしかしたら??? と思っていたら案の定。 わーい!
ただ、以前の日誌にもあるようにカクレクマノミの繁殖自体は難しくないものの、一番の難点は飼育環境。
一番良いのは水槽内でカクレクマノミにふ化までお任せしてしまうことなのですが、なんせ巨大な ろ過装置のある水槽です。お任せしてしまうと、ふ化したとしても強力な海水の吸い込み口に 1~ 2mmほどの赤ちゃんが簡単に吸い込まれてしまいます。
では吸い込み口にネットを張っては? と思われた方!
吸い込みの力が強すぎるので、それだとネットにへばりついてしまって結局弱ってしまうのです。
そのため、確実に稚魚を回収できるように「ふ化直前の卵を回収する」という手段を取っているのですが、やはり卵のクリーニング作業は親クマノミの方が何倍もじょうず。ちょっとしたことでうまくふ化しないことが多々あります。
さぁ、今回は何匹無事にふ化するでしょうか。今から楽しみです。
産卵確認から 5日ほど経ったようすがこちら。
黒っぽくなっているのがわかりますか???
いい感じに育ってきています!
これがふ化直前になるとこんな感じになります。
ふ化しても、ほぼこの卵の大きさの稚魚ですので、ふ化サイズを想像しながら、現在こちらの水槽の右上で隔離して展示しているカクレクマノミの赤ちゃんを見るのも面白いかも。とても小さく見えていたカクレクマノミの赤ちゃんが大きく見えること間違いなしです。
産卵フィーバーを迎えると定期的に卵をお世話するカクレクマノミを見ることができますので、みなさん水槽をじっっっっっっっくりと観察してください。
めっっっっっっっちゃくちゃかわいいですよ。
こちらの動きをしていたらお世話をしている証拠。