2023年03月07日
トリーター:加登岡

SHARKS “えのすい”のサメ展への道 4

SHARKS “えのすい”のサメ展に先駆け、月替わりのテーマ水槽がサメ一色となりました。
今回は「サメ旅行にでかけよう!」と題し、いろいろな地域のサメを集めました。
日本はもちろんのこと、オーストラリアやアメリカなどからサメに来てもらいました。
といっても実際に現地から来たのはなく、他の水族館の協力していただき、集めることができました。

カリフォルニアネコザメ(アメリカ)カリフォルニアネコザメ(アメリカ)

今回のテーマ水槽はサメ展の企画が決まってから、急遽の実施となり、それまで私は2月のバレンタインを担当する予定でした。このバレンタインを担当するにあたり、実は 1年前から構想を練り、タツノオトシゴの仲間やクマノミの仲間と言った生物を展示すべく、あれこれ考えていたのです。

が、しかし、サメ展の実施が決まり、テーマ水槽もタイアップが決まり、ドタバタといろいろと変更となりました。
せっかく考えてたのに…と落ち込むこともなく、サメで埋めてやるとむしろモチベーションアップ!
黒川トリーターにサポートをお願いし、レイアウトなどを考えました。
実際にどんなサメを集めることができるのか、全然わからない状態からのスタートでした。展示するサメの収集を主に私がし、黒川トリーターはレイアウトを考えてくれました。
それが、これです。

ささっと、イラスト付きで作成してくれる辺りさすがです。メイン担当であるはずの私はサメ展の方の準備でバタバタしてしまい、テーマ水槽どうしようと思っていましたが、このイラストで全て解決できました。

実際には予定していたサメが集まらなかったりしましたが、他の水族館のご協力で、もっと素晴らしいサメを集めることができました。原案とは違う部分も多くありますが、多くの方の協力でテーマ水槽をスタートさせることができました!

私が幼いころに水族館で見たマモンツキテンジクザメ、その模様と歩くことに驚き、感動した思い出があります。まさか、そのサメを自分が展示できる日が来るとは…

マモンツキテンジクザメ(オーストラリア)マモンツキテンジクザメ(オーストラリア)

先陣を切る形で「サメ旅行にでかけよう!」がスタートしました。
本陣もまだまだ準備することがたくさんあります。
果たして間に合うのか・・・

SHARKS “えのすい”のサメ展まであと 11日!
水族館同士の繋がりに感謝し、サメ展の準備は続きます。

※2023年5月28日をもちまして「SHARKS“えのすい”のサメ展」は終了いたしました。

テーマ水槽

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