約 3mmといったら、お米一粒くらいの大きさ。そしてほぼ透明。何度見ても毎回、ふ化したばかりの幼生を見ると、あぁ~こんなにちっちゃかったんだなぁ~としみじみ思ってしまいます。
小さなクラゲたちもそうですが、我々人間が少し水を動かしただけでどっかに行ってしまう、儚く小さな体で、懸命に動く姿は、頑張れ! とついエールを送りたくなってしまいます。
今年はどこまで成長するかわかりませんが、少しでも長くみなさんの目にふれ、知ってもらえるように展示を続けたいと思います。
クラゲ類とウチワエビなどのエビ類にこんな関係があること、そしてクラゲたちが他の生き物たちにとって、とても大切な役割を果たしていることをぜひ多くの人に知ってもらいたいと思います。
2021年にジェリーフィッシュライダーから無事、ニスト幼生を経て稚エビになったオオバウチワエビたちは、現在も元気で、稚エビになってから 4回脱皮し、大きさも約 7~ 8cmまで成長しました。
ウチワエビは、脱皮回数がオオバウチワエビよりも多くなるので、ハードルは上がります。みなさん、温かく見守ってください。
フィロゾーマつながりで、つい先日、ツヅミクラゲなどのクラゲと一緒に、赤い点々があるフィロゾーマがやってきました。おそらくヨコヤヒメセミエビのフィロゾーマのようです。初めて見ました。