飼育員の大切な仕事のひとつに見回りがあります。
夜行性の動物を除き、早朝の動物の姿はまだ寝ていたりして、日中には見られない無防備な姿を観察することができます。
ゴマフアザラシたちも早朝は陸上で寝ていることが多く、体毛が乾いていてふわふわ姿です。寝相もさまざま。
この日の「オガ」は仰向けで。
「ココ」は岩を枕にしています。
ちょっとずれてるね。
ワカはというと
「 !! 」
頭の毛はどうしたの?
まるでカッパのお皿のようにきれいな丸ができあがっておりました。
動きを推測すると、水際で「オガ」のように仰向けになった瞬間、頭の一部だけ水面に付いたのではないかと思います。
それにしても、周りの毛が濡れていないことを考えると、いかに器用に水面についたなと感心してしまいます。
こういった姿が見られると、微笑ましく一日のはじめに元気がもらえます。