ゴマフアザラシが生活しているプールは月に2回ほど開館前に水を抜き、大掃除をしています。今月のその日のようすがこちら。
普段は水があるところが空になると結構な深さになります。なので陸場に取り残されないように注意が必要ですが、“えのすい”のアザラシたちは水が抜け始めると、プール内に留まってくれて助かります。
水が無くなるとアザラシたちは一番深い所で待っていてくれます。その間にトリーターたちは普段なかなか掃除ができない、プール底や擬岩を擦って大掃除。特に夏から秋にかけての今の時期は水温も高いため、放置しておくと苔の増えるスピードも早いです。苔が多いから不衛生かといわれると一概にそうとは言い切れませんが、水槽をきれいに見せるには欠かせない掃除です。アザラシがじっとしている横で、トリーターたちは開館までに現状復帰させるべくせかせかと手を動かします。
掃除が終わり、水を注水し始めると、アザラシたちも泳ぎ始めます。環境の変化に警戒してしまうかと思いきや、徐々増えていく水の中を泳ぎ回る姿は、普段とは違う感じを楽しんでくれているように見えます。
アザラシたちが掃除中はおとなしくしてくれていたお陰で掃除もはかどり、今月もきれいな水槽になりました。