3月10日に命名式を行い、名前が決まった「ユイ」!
命名式も無事終わったことだし、そろそろ自分で魚を食べる練習を始めなければ・・・!
ということで、きのうより私たちの手から魚を食べる練習を始めています。
えのすいの他のペンギンたちの記録を見ると、だいたい生後 120日ほどで人の手から魚を食べる「自力摂餌」が始まっていますが、「ユイ」はきょうで生まれてもう 174日目。だいぶ、ぬくぬくと育てられているようです。
しかし親たちも最近は子離れを意識しているのか、以前ほど「ユイ」に餌を与える場面が見られなくなってきました。父親の「ホワイト」は特に、ここしばらくは餌をねだられても「ガン無視」しているようすがよく見られました。
そんな中、おととい 24日に久しぶりに「ユイ」の体重を計ったのです。そしたらなん3,030g。その前の 3月5日に計った時は 4,520g。この短期間に体重が 1,500gも落ちてしまいました。ペンギンたちの標準体重はだいたい 4㎏前後です。そう考えると、 1,500gの落ち幅がいかにすごいか想像できるかと思います。おそらく親からもうあまり餌を貰えなくなってしまい、体重が一気に落ちてしまったのだと思われます。
そんなわけで、さすがにこのままだと「ユイ」の体力が少し心配なので、魚を食べてもらうべくきのうより練習を始めています。
練習といっても、初めから自分でぱくぱく食べるペンギンはあまりいません。親から貰っている魚と同じものを見せても、顔を背けたり逃げられたりしてしまいます。なので初めは少し体を押さえて、こちらが口を開けて喉の奥まで魚を入れるやり方を行います。これを数日続けていくと、自分からぱくぱくするようになったり、奥まで入れなくても少し魚を口の中に入れるだけで飲み込んでくれるようになったりしていきます。まれに自分から魚を食べてくれるペンギンもいて、(確か「イト」だったような・・・?)ペンギンたちはこの時点から既に個性全開です。
まだ練習を始めたばかりの「ユイ」、どんな子に育つのかな?
これからの「ユイ」の成長を私たちもとても楽しみにしています。