愛玩動物看護師の矢作です。
今回は動物愛護週間についてお話しします。
毎年9月20日から26日は、動物愛護週間とされています。
動物愛護週間は、国が「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」に基づき、国民に動物の愛護や適正な飼育について広く理解・関心を深めてもらうことを目的として定めたもので、動物愛護週間行事(各自治体や団体が啓蒙活動を実施)や動物愛護管理功労者表彰などが行われております。
対象動物は、家庭動物(ペットやコンパニオンアニマル)のほか、展示動物、産業動物(畜産動物)、実験動物等の人の飼養に係る動物とされています。
当館でも、旧・江の島水族館の時代から動物愛護週間の特別行事として毎年実施している「水の生きものとペットの霊追悼法要(慰霊祭)」を9月20日(金)に開催しました。
なぎさの体験学習館1階(入場無料)での開催のため、どなたでもご参列いただけます。
慰霊祭は、みなさまに愛され、残念ながら亡くなってしまった動物たちの霊を慰めるための供養で、当館の飼養動物だけではなく、ご家庭や学校などでペットとして飼育され、亡くなったすべての動物たちを丁重に供養しています。
当館からは、魚類やクラゲのほか、ウミガメの「ダイ(2023年9月15日永眠)」、オタリアの「マミ(2024年2月6日永眠)」を供養しました。
当館のスタッフだけでなく、近隣の幼稚園さま、お客さまなど多くの方々にご参列いただきました。
私たちは、目の前の命から日々、多くのことを知り、学び、感じ、癒やされていますよね。特にペットとして飼育している動物、動物園や水族館で飼育している動物はとても身近な命だと思います。
また、愛玩動物看護師や獣医師が働く獣医療の現場では、日々多くの命と向き合い、救命や治療などが行われます。
病気が治ったり、治療が成功したときは本当に良かった!と思いますが、そうでないこともあります。私自身も、今まで多くの動物たちの命からたくさんのことを経験し、学んできました。そんな動物たちに改めて感謝したいです。
動物愛護週間。みなさんもぜひ、身近な命と向き合い、考える機会にしてはいかがでしょうか。