「9月30日 何の日」
と、検索してみました。
1年 365日、毎日何かしらの日があるはずですが、もちろん私たちはほとんど知りません。
では、9月 30日は何の日という検索結果が出たでしょうか。
クレーンの日
クレーン安全規則が交付された日
宅配ピザの日
1985年 9月 30日に、日本で初めて宅配ピザのサービスが始まった日
世界翻訳の日
翻訳に関わる仕事や活動を浸透させるために、国際翻訳家連盟が制定
おもしろいですねー。
こんな日があるんですね。
もちろん私は一つも知りませんでした。
気になったのは「世界翻訳の日」。
私が学生のころは翻訳といえば分厚い辞書を片手に、何時間もかけて黙々とおこなうのが主流でした。
それから時は流れに流れ、今では翻訳アプリを使えば誰でも手軽に翻訳ができる時代になりました。
翻訳アプリ、便利ですねー。
文字を翻訳するだけでなく、音声認識機能まで付いているので海外旅行でも大活躍ですよね。
どの国の言葉でも訳してくれるので、海外の方との意思疎通が格段にしやすくなりました。
実は私たちトリーターも翻訳と同じようなことを日々しているのです。
イルカやアシカ、ペンギンやカワウソ。彼らとは言葉は通じません。
ですが、彼らと長い時間 関わることで、なんとなくですが言葉が通じない動物たちの気持ちが分かるような瞬間が出てきます。
それは相手の視線だったり、姿勢だったり、筋肉の弛緩であったり、息遣いであったり。
本当に些細なことですが、言葉が通じないのでそういった相手の変化からさまざまな想像をします。
視線が合わない時は、あっちに行きたいのかな?とか。
いつもと違う姿勢だったら、どこか痛いのかな?とか。
筋肉が和らいでいるならリラックスしているのかな?とか。
息遣いが荒いと怖いことがあったのかな?とか。
こういった想像をするためには、「通常」を把握していなければいけません。
いつもと違うというのは、動物たちからのメッセージです。
翻訳とは少し違うかもしれませんが、動物たちのメッセージを受け取り、それが何を意味しているのかを考えるのがトリーターです。
世界翻訳の日、こうやって考えるとトリーターにとも関わりがある日ですね。
ちなみに、イルカショー「Wave ~きみの波になりたい~」 の中で、トリーターが目の前の動物の心の声を想像して、それをみなさまにお伝えするシーンがあるので、ぜひそのシーンでトリーターの翻訳を聞いてみてください!!