みなさんこんにちは。きょうは休館日です。
休館日というとお休みのイメージがありますが、実は設備点検や水槽のメンテナンスなど大忙し! クラゲ担当も朝から夕方までさまざまな作業をおこなっています。いつもはクラゲでいっぱいの水槽を見てみると…
海月の惑星(クラゲプラネット)にクラゲが入っていません!
クラゲサイエンスの水槽には水も入っていません!! 空っぽです。
クラゲはどこへ? と思われた方もいるかもしれません。
安心してください。クラゲたちはバックヤードの水槽に避難しています。
ところでここにいるおよそ200個体のミズクラゲは、Kトリーターがほぼ一人でバケツを使って移動させていました。作業がひと段落した時に、クラゲチームみんなで移動させよう!と集合しましたが、その時には全て移動していました。すごいスピードです。
クラゲを移動させたあとは各水槽の配管の交換作業や水槽の掃除をおこなっています。
こうした細かなメンテナンスは私たちトリーターだけでなく、営繕チームという飼育設備のスペシャリストや専門の業者の方などたくさんの方が関わっています。飼育設備の細やかなメンテナンスは、クラゲを健康に保つうえで重要になります!
さてここまで、クラゲ担当の作業を紹介してきましたが、実は毎年休館日には、この日にしかできない作業があります。それは相模湾大水槽での潜水講習です。
私たちは、野外で潜水調査を行うことがあります。野外潜水ではどんなことが起こるかわかりませんので、緊急時に対応するスキルが必要になります。今回は、レスキューダイバーのYトリーターに見ていただきながら、潜水器材にトラブルがあったことを想定して、全ての器材を水中で外し、再び取り付けるという講習を行いました。
普段、器材の準備が整った状態で潜水しているので、かなり怖かったです。特にフィンがないと、いくら足を動かしても推進力が得られないので普段との潜水の違いを感じました。
ただこうした状況下であっても冷静に対応することが大切です。ゆっくりと通常潜水の状態に戻し、無事に浮上することができました。怖さもありましたが、とてもいい経験になりましたので、今回の講習を忘れないようにしたいと思います。
休館日のようすいかがでしたか?
休館日明けは、館内がぴかぴかになっていることでしょう。模様替えをしているところもあるかもしれません。みなさんにえのすいをより楽しんでいただけるよう、あと2日作業頑張ります!
おまけ
館内各所で作業するトリーターたち