実は、2年ぶりのトリーター日誌です。
一昨年母になり、昨年職場復帰をいたしました!
母になっても動物たちと一緒に働きたい! という夢が叶い、本当に周りの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
ですが、復帰する前は本当に不安で、1年会わなかった動物たちは、私のことは忘れているんだろうなーと自信がありませんでした。
そんな中、復帰してすぐのショーではバンドウイルカの「ルイ」が、以前と変わらず合図に応えてくれて、本当にありがたかったです。時には高いジャンプを見せてくれて、「楽しんでくれている!」と感じる瞬間は本当にうれしく、感謝しかありません。そして、「ルイ」は「ミレニー」と「サワ」の母で、私も二児の母(双子です)になったので育児の大変さから「ルイ」の偉大さを日々感じています。
そして、復帰して 1年経った今も、日々勉強させてくれる動物たち。特にバンドウイルカの「リン」と一緒にいるときは、子育て中の私にぴったりの学びがたくさんあります。
「リン」は遊び盛りの若い個体で、気になることがあると私の前から離れて遊びにいってしまうなんでことが多々あり、なかなか気持ちをつかめず学ぶことばかりです。
「リン」の落ち着く場所や姿勢をよーく考え、体をなでたりまったりする時間を増やしていくと、最近は一緒にいてくれることも少し増えました。
この学びは自分の子どもと遊んでいるときも効果を発し、いやいや期を迎えた子どもたちがどうしようもないとき、以前はどうしたらいいか分からずでしたが、今では一番落ち着く場所ややりたいことを聞き待ってみると、母のお願いも聞いてくれることが増えてきました。
私生活にも活きている「リン」からの学びに感謝です。
最後に、ミナミアメリカオットセイの「ムサシ」に感謝を伝えます。
復帰して初めてメインの担当をさせてもらえているのが「ムサシ」です。
実は「ムサシ」のことはあまりよく知らず、まずはどんな個体なのかから勉強でした。
体が大きいけれど、少し臆病な一面も。そんな「ムサシ」と館内を散歩する練習を重ね、一緒にオッターショップまで行けるようになりました!
相模湾大水槽を一緒に眺めるのが今の私の夢です。
毎日に目標を与えてくれているに「ムサシ」感謝です。
まだまだ動物たちと接するときに自信がないこともありますが、幸せな日々を過ごしています。
そんな幸せの恩返しを動物たちにできるよう、これからも真摯に向き合っていきたいと思います。