まずはイルカ、クジラ、オタリア、オットセイ、アザラシたちに感謝!
わたしが “えのすい” に潜り込むきっかけを作ってくれたのが彼らです。
大学では陸上の野生動物を学び、卒業後は飲食関係に勤めていたわたし。 そろそろ入籍するか… なーんて話が出始めたあの頃、このまま生物系の仕事に就かないまま相手について行って本当に後悔しないのか…? とかなり悩んでいました。
そんなときに見つけたのが “えのすい” の海獣類の調餌アルバイト。
「アルバイトでいいから動物飼育の現場を見たい!」と思い、前職を辞めてこの世界に飛び込んだのがすべての始まりでした。
調餌は6時や7時など朝早くから始まります。 たかが調餌と思うなかれ、たくさん学ぶことがあり仕事としての飼育の現場を垣間見ることができました。
そして次に感謝すべきはコツメカワウソたち。 彼らが “えのすい” にやってきたことでわたしはアルバイトから飼育員になりました。
特に「ヨモギ」と今は亡き「ミサキ」はわたしの先生です。
野生動物はなつきませんが人間に慣れることは可能です。 が、そんな壁を派手にぶち破ってきたのが「ミサキ」、仕方ねえなとわたしの面倒を見てくれたのが「ヨモギ」でした。
そんな2頭に油断しているところに本来の姿を見せて気を引き締めさせてくれたのが今は 世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ にいる「ミヤマ」と「ヤマト」です。
「ミサキ」と「ヨモギ」はかわいいの権化であるベイビーまで経験させてくれて… たった2年ほどでしたがいろいろ強烈な体験すぎて、きのうのように覚えています。
「ミサキ」ー! あなたの子どもたちはみんな元気でやってるよー!
「サクラ」なんて大ファミリーの母になったんだよー!(詳しくは アクア・トト ぎふ のホームページを見てください☆)
旦那も高齢なのに ぷりちーなままだよーーー!
最後に感謝するのはクラゲと魚たち。
カワウソ、ペンギンを経て魚類の世界に立ち寄りましたが、陸上の生物しかやってこなかったわたしにとってはすべてが未知の世界すぎて… 今でも翻弄されています。
彼らと切っても切れないものが水。 水ひとつで元気にもなれば弱りもする。 本当に陸上の生き物より繊細な世界で生きているなぁと日々実感しています。
そして、魚には脳があるからきちんと人間を認識するさまがまたなんとも不思議で… きちんと覚えて学習するんですよね。 ほんとすごい。
対するクラゲは脳がない。 え、なんでこんな意思があるかのように動くの? ほんとすごい。
相手について行っていたらまた違う人生があったのだろうなと思いつつ、結局どっぷり飼育の世界に浸かることになり感謝感謝です。
え、破局したのかって? それはご想像にお任せします。