大型連休が始まりました! 前半戦が終わり、連休の後半戦に突入を控えていますが、みなさまご予定はいかがでしょうか? 現在えのすいで開催している「えのすい生まれの生き物展」ですが、私も少し携わっているので、お勧めいたします。えのすいで繁殖した生き物をメインに展示をおこなっていますが、私が繁殖に携わった 2種の生き物たちがいます。前の日記
でハマクマノミの繁殖については紹介させていただきましたが、それとプラスしてもう 1種、プテラポゴンカウデルニーも繁殖に成功しました。
このプテラポゴンカウデルニーは父親が口に卵をくわえて、孵化するまで飲まず食わずで守ります。その期間は約 1か月。しかし、途中で何かの拍子に卵を食べてしまうこともあるため、今回は卵を回収し、水槽内でふ化させました。
回収したことにより、途中経過を顕微鏡で観察することができました。
こちら採卵した際に撮った写真です。割卵しているようすがわかります。
※採卵した日から観察したため、産卵日ではないことご承知おきください。
さらに翌日(採卵 2日目)には胚がはっきり分かる卵がありました。
さらに採卵 5日目には赤く血液が流れているのもわかり、眼の輪郭も黒く色づき始めました。
採卵 7日目には眼はしっかりしています。血液の流れもばっちり分かるようになっています。
採卵 12日目、少し色素胞が見られるようになりました。こちらをギラりと見ています。
採卵 15日目、動画で動きを見てみましょう! 口をパクパクさせ、血液の流れもよくわかります。
採卵20日目です。卵の 1つから仔魚が孵化しました。まだお腹に卵黄をぶら下げています。おそらくこれは本来の孵化のタイミングより、早いのですが、仔魚は元気です。
そして、卵黄の吸収が終わると、すぐに餌のプランクトンを食べてくれ、一安心です。
今はこの時孵化した子どもたちが展示に出ています。
赤ちゃんたちの写真は今回載せません! なのでぜひ生で見に来てください! お待ちしております。