こんにちは、水村です。
4月17日以降、トリーター日誌の出番がなかったので気づいたら 6月。以前の日誌でお話ししたアオウミガメの個体識別は無事に終えました!
そして新しいスタートから 2か月が経ち、2025年の半年がもうすぐ終わろうとしています・・・早いですね。時間は平等にあるはずなのに、私の中の一日はあっという間に終わってしまいます。
えのすい前の海岸は海の家の建設が着々と進んでいて、海開きももうすぐです!
新たなスタートから 2か月が経った今、5月あたりからカピバラの「ヒナタ」に変化がありました。それは、「キャベツの選り好み」です。
みなさん、スーパーで販売しているキャベツ 1玉を想像してください。外側は濃い緑色の葉、そこから芯にむかうほど葉の色は薄くなり白さが増します。「ヒナタ」は中の白い葉が好きではないようで、外側の緑色の葉しか食べません。他の野菜は問題なく食べます。
うーん、どうして食べないのかと考え、野菜を与えているときに観察すると、食べる前に匂いを嗅いでいることが分かりました。
そして、白い葉を食べると口から出してしまいます。
味が違うのかな? 歯ごたえが違うのかな?
他のスタッフと話しながら出した私の答えは、キャベツを食べて確かめてみる! です。
早速、緑色の葉と白い葉を食べ比べました。
1、匂い・・・両方とも変わらない、キャベツの匂い。
2,歯ごたえ・・・緑色の葉は、しなっとしていて歯ごたえはまあまあ。苦みなし。白い葉は、シャキシャキで良い歯ごたえではある、苦みなし。
しなしなの葉っぱが好き?
歯ごたえがあるキャベツは歯茎が痛い? でもカボチャはもぐもぐ食べるね・・・。
こないだまで食べていたから、キャベツの何かが変わったのではないか。など、たくさん考えました。私はシャキシャキ派で塩昆布と一緒に食べています。(笑)
とはいっても、どちらのキャベツも食べてほしい! そんな思いで、「ヒナタ」と向き合う日々。
周りからの話を聞いたり、時間をずらしたり、牧草の調整をしたり。
そしてある日、緑色の葉と白い葉を多めにサンドイッチにしたところ、食べたのです!
すかさず、小さく切ったリンゴをご褒美にあげました。その後、もう一度サンドイッチにして与えてみると、こちらも食べる。今度はリンゴではなく、体を撫でました。まだキャベツは残っていたけれど、欲張らず良いところで一度終わり。時間を少しおいてから、残りのキャベツを与えました。この時は緑色のキャベツの割合が多かったのですが、日々調整をするにつれて白いキャベツだけでも食べるようになりました。「ヒナタ」にとって良い刺激を少しずつ与えていき、メリハリのある時間を作っていきたいと考えています。
まだムラはありますが、「
カビバラにごはん」のプログラムも参加しています。
一日のうち、どこかで時間が空いたら「ヒナタ」や「ココロ」のところへ行って、信頼関係を築いていきたいですね。
私の担当はまだまだ他にもあるので、普段から視野を広く持つよう心がけていきます。