ちょっとした、今だけのお知らせです。
いつものように、出勤時に水槽のようすを見て回っていたところ、水槽を2度見、いや3度見。
水槽中にセミの幼虫? よく見るとすぐ横にシンカイコシオリエビの仲間の脱皮殻が。。。
セミの幼虫のように見えたのは、シンカイコシオリエビが脱皮した後の身体でした。
このシンカイコシオリエビの仲間は、相模湾の水深 670mより採集されてきました。
最初に発見してから3日目、徐々に元の白い体になってきています。
※体の色の変化の画像
徐々に透明感がなくなってきていますね。
タカアシガニなども水槽内で脱皮をしますが、ここまでの色の変化はありませんが、体色は透明感のある朱色です。
カニやエビなどの甲殻類の多くは脱皮後の殻は柔らかく、透明感のある色をしています。
そして、数日かけて甲羅は固く、体色も元の色合い(サワガニなどは体色が変わることもあります)に戻っていきます。
今回脱皮をしたシンカイコシオリエビの仲間は、まさにその状態ですね。
深海Ⅰの「相模湾の深海を挑む 最新型水中ドローンが見た相模湾の深海生物たち」の水槽をぜひのぞいてみてください。
まだ、徐々に変化していくようすを間近で見ることができますよ。