新江ノ島水族館が移動水族館をやっていること、みなさんご存じですか?
「おでかけえのすい」という名前で、依頼のあった各地のショッピングセンターなどに赴き、水槽展示をしているのです。
毎年夏から秋にかけて依頼が多くなっていく移動水族館。 今年もおでかけえのすいの時期がやってきました。
トップバッターは東京ドームシティ。 Space Travelium TenQ の企画展として、「海中の宇宙遊泳」 という展示をおこなっています。“えのすい” から東京ドームシティまではなかなかの距離なのですが、なんと毎日スタッフがメンテナンスに行っています。 わたしは担当ではないのですが、早朝から現地へ向かっていくスタッフたちにいつも心の中でおつかれさまです…! と念を送っています。
続いて、テラスモール湘南でおこなわれている先日から始まった 「絵本みたいな本物の世界」。
こちらは設営の補助として準備に携わらせていただきました。
移動水族館の何が大変かって、海水のない場所でどう海水の生き物たちをたくさん展示するか。 それにつきます。
距離によっては人工海水を持って行ったりもしますが、2tトラックに 1tタンクを積んで、そこに海水を入れてから商業施設へ持ち込む方法がほとんどです。
もちろん、トラックのまま商業施設の館内へ入ることはできませんので、現地に着いたらさらに 200L のタンクに海水を入れ替え、台車で開催場所まで運び、その海水を水槽に張る… という結構な体力仕事が待ち構えています。 準備が終わったときの達成感といったらもうありません。 甘いものが身に染みた。
そんな苦労を感じさせることなく、とてもかわいらしい展示が今、テラスモール湘南でおこなわれていますので、お近くにお住まいの方はのぞいてみてください。
みんなで作るキンギョハナダイの群れもありますよ~!
すごいことになっている… 大群ですね。
アップでみるとメッセージもあります☆
きょうも水替え作業に朝いちから行ってまいりました。
まだだーれもいない館内(各ショップの店員さんすらいない)で、えのすいスタッフたちがごそごそ準備を始めます。
わたしは水槽の水抜きを。 ホースで 200L のタンクへいれていきます。
抜いた分、海水を入れるSトリーター。 手作業で頑張っています。
ミズクラゲはいったんバケツに避難。
白いバケツに入れたら何匹いるのか全然わからないですね。 みなさん見えますか?
こんな感じで換水作業をやってきました。
眠い! だれかご褒美ちょーだい!(見に行ったよー!ていうコメントもご褒美です!)
おでかけえのすいをやっていて私たちが地味に驚いているのが、当館の公式キャラクター「あわたん」の人気さです。え… いつのまに全国的キャラになった? といわんばかりの人気で圧倒されております。 いつかふ〇っしーくらいのご当地人気ゆるキャラになるかな。 がんばれ「あわたん」。
今後もあんな場所やこんな場所へおでかけする予定です。 もちろん「あわたん」がいるときもありますので、みなさんの街へお邪魔した際にはのぞきにきてください。 待ってます!