
さまざまな方々の協力のもと、今回、えのすい生まれのリクノリーザ・マライエンシスを展示することができました。
たくさんの根口クラゲがいますが、この赤いラインは独特です。 レッドクロスジェリーやクロスジェリーとも呼ぼれています。
2~3mmのエフィラ幼生の頃は、乳白色で特に赤色は見えません。 傘の大きさが1cm近くなってくるとだんだんうっすらと傘の縁と口腕に色が見え始めます。 それからどんどん成長に合わせて、赤色が鮮やかになり、傘の縁の赤ラインもクロスのように見えてきます。
繁殖もののせいかどうかはわかりませんが、なんだかラインがいびつではあります。
本当だと生殖巣もきれいなクロスのような形になるのですが、こちらもいびつです。 今後は美しいクロスを目指して、試行錯誤していこうと思います。
どのクラゲも天然もののような色や形、大きさまでになるのは難しく、いつも海の豊かさや偉大さを改めて感じさせられます。
今月は、ハロウィンがあります。みなさんもさまざまな仮装を楽しんでいますでしょうか。 このレッドクロスをもつクラゲ、なんだかハロウィン向きの模様だと感じるのは私だけでしょうか。
レッドでクロス、、、赤が血のような、クロス=十字架、、、吸血鬼、、色白の傘に赤いライン、、充血した目玉、、いろいろなものに見えてきます。 そんな楽しみ方も良いかと思います。
ぜひ多種多様なクラゲたちを見に、えのすいへいらしてください。

