2025年11月22日
トリーター:吉田

「くらべてみよう サンゴとわたし」1:はじまりました!

最近ぐんと気温が下がり、いよいよ冬本番を迎えますね。クリスマスの雰囲気が大好きなので、街中にイルミネーションやクリスマスの飾り付けが増えてきて、わくわくしています。
そんな中、11月21日からはえのすい特別企画展「くらべてみよう サンゴとわたし」がスタートしました!
特別企画展開催中、担当トリーターたちはそれぞれサンゴについての思いをこのトリーター日誌に書いてくれるはず・・・!? サンゴのこともですが、特別企画展の見どころなどを紹介していきます。今回は第一弾として、私がおすすめしたい展示をご紹介します!

「サンゴ」と聞くと、なんとなーく、光が降り注ぐ暖かい海をイメージしませんか? えのすいで常時展示しているイメージしやすいサンゴたちも、太平洋 暖かい海の水槽にいます。こちらの水槽の水温は 25℃くらい。
一方で、水深 100mほどの暗くて冷たい海に生息するサンゴや、私たちにとって身近な相模湾にもサンゴの仲間はたくさん生息しており、サンゴの仲間は種類が多く、その生態も多様性にあふれています。
そんな多様性を生態ごとにまとめて紹介しているのが、こちら。

相模湾ゾーン 相模湾大水槽 相模の沖 前相模湾ゾーン 相模湾大水槽 相模の沖 前

この展示を楽しむためには、ウェルカムラウンジと相模湾ゾーン相模湾大水槽 相模の沖 前でお配りしている「診断チャート」が必須です!

サンゴいろいろくらべてみた 診断チャートサンゴいろいろくらべてみた 診断チャート

3つの質問に答えると、8種類の中から自分がどのサンゴのタイプかを診断することができます。家族や友人とご一緒にどうぞ。盛り上がること間違いなしです!

ちなみに私も診断してみたのですが、 Bのヒユサンゴタイプでした。トリーターの中では、まだ同じタイプに出会っていません。少数派なのでしょうか、、、
せっかくなので、自分と似ている(?)ヒユサンゴについて図鑑で調べてみると、
「固着が弱く、基盤から離れている個体も多く見られる」と書いてあります。つまり、岩などにはあまりくっつかずに生息しているようです。ふむふむ。たしかに、私もずっと同じ場所にいるよりも、場所や環境を変えるなど自由を好みがちかもしれません。

次はヒユサンゴを観察してみました。

ヒユサンゴヒユサンゴ

ぷにぷに? ぽよぽよ? した見た目がかわいいです。サンゴに触れる機会は少ないのですが、たまに水槽のレイアウトを直したり、サンゴのいる水槽の換水をすることがあります。つい先日、ヒユサンゴに触れることがあったのですが、見た目通りぷにぷにぽよぽよしていました。サンゴの中でも骨格があるサンゴと、ないサンゴがいますが、ヒユサンゴはやわらかい肉厚なポリプの下に、硬い骨格を持っています。見た目も生態もさまざまでおもしろいですね。

みなさんもサンゴタイプ診断をして、自分と似ているサンゴを見つけてみてください。「くらべてみよう サンゴとわたし」は 2026年 3月 8日(日)まで開催中です。みなさまのご来場をお待ちしています!

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