魚の中には電気を発する種類がいることはご存じかと思いますが、“えのすい”には現在「デンキウナギ」(バックヤードで飼育中)と「デンキナマズ」(「皇室ご一家の生物学ご研究」にて展示中)がいます。
きっと誰もが持つであろう、彼らのもつ電気の強さはどれくらいなのか? という疑問。私もこれ、気になる派です。
ちなみにデンキウナギに関しては自身の不注意から何度か手にくらったことがあるのですが、
ドンっ
という衝撃が手のひらから腕全体にくる感じです。私自身、痛みや衝撃に鈍感… というか、強いタイプなので意外と平気でしたが、あくまでも個人の感想ですのでみなさんは絶対に真似しないように。もちろん、普段はゴム手袋をはめて作業をしています。
デンキナマズについては昨年初めて出会ったためまだ電気をくらったことはありません。でもやっぱり、目の前にいるのだから実際にどんな強さなのかくらってみたい…! という気持ちをこれまでひそかに育てておりました。
といっても、ミーハー心から事故を起こしてしまっては元も子もないため、まずはどんな電気なのか、相手を知ることから始めてみました。

まず、電圧。大体 400Vくらいだといわれているようです。ではデンキウナギは…? こちらは 600~ 800V。
お、ということはデンキウナギより低いじゃないか! ということは? デンキナマズの電気、片手だったらくらってみても大丈夫かも?(※真似しちゃだめですよ)
次に電気を発生させる仕組み。
まじめに理科を受けてきた人であれば、人間含め、生物が筋肉を動かすときに微弱な電気が起きていることはご存じかと思います。デンキウナギやデンキナマズはその電気を利用して、筋肉細胞が変化した特別な筋肉によって電気を生み出しているそうです。常に全力で電気を流しているわけではなく、小発電器官と大発電器官を使い分けて、コミュニケーションを取ったり探索したりするときには小さい電気を、獲物を捕まえるときは大きい電気を流しているのだとか。
たしかに、デンキウナギの水槽に手を入れたときは何も感じないことがほとんどです。逆に電気を感じるときは活発に動いているときでした。なるほど納得!
てなわけで、朝の掃除の時間を使って試してみました(みなさんは絶対に真似しちゃだめです!!!!)。
掃除道具を入れると「なんやなんや! ごはんか! 」といつも近づいてきます。

そして、違うとわかるといそいそ戻って着底して、お掃除が終わるまでじっと待つデンキナマズ。

かわいすぎる。
恐らく近づいてきたときには電気を発して、底に戻っていくときには電気は収まっているはずです。
ということで落ち着いているときに手を入れてみると… うん、何も感じません。そのままがしがしコケ掃除をしても何もなし。 1分ほど掃除していましたが何もありませんでした。いい子!
では気を取り直して、再度掃除道具をゆらゆらいれてみると…
お、寄ってきたぞ…

ビリドンっ!!!
!!!!
きた! 祝 初電気!
たしかに、衝撃はデンキウナギの方がでかいですね。でもその直後、ごはんじゃないことをまた悟ってまたまた着底、そのころにはもう何も感じません。
なんていい子なんだ、なんて頭がいいんだ。
私、めちゃくちゃ肩こりする人なのですが、デンキナマズの電気、肩にちょうど良さそうです。一匹ずつ肩に乗せて歩きたい。
電気をくらったことでより愛着が湧きました。
実験に付き合ってくれてありがとう、デンキナマズ!