黄色の魚を見たことはありますか?
稀に漁師さんなどから連絡を受けることがあり、ヒラメ、オニオコゼ、ダルマオコゼ、イサキ、マアジなど、いくつかの魚で記録のある色彩変異です。
割合的には少ないのでしょうが、水族館に勤めていると珍しい生き物の連絡をもらうことが多く、魚種にもよりますが、私の感覚的には「割といるな」という印象です。
よく、黄色い体色だと目立つから襲われやすい、と言われています。それ自体は、間違ってはいないと思いますが、特に海底で生活している魚の黄色個体を多く見るので、海底の環境や生き物によっては「黄色=目立つ」とはならないかもしれないですね。海には黄色いカイメンなどもいますし。
えのすいにも今年 1月 29日に、相模湾で採れた黄色いヒラメがやってきました。
見てください、この体色を。

黒いまだら模様があります。搬入先の相模湾大水槽では黒っぽい石が敷き詰められているため、この色だとかなり目立つでしょう。これは解説ネタにしやすい個体が仲間入りしたなと思っていたのですが・・・
2月 22日のヒラメ別人?いや別魚?鮮やかな黄色はどこへ・・・。
頭部や尾びれなどところどころ黄色く、よくあるヒラメの体色とは異なります。
3月 7日のヒラメもう頭部の体色も体にある模様も、Theヒラメになっていますが、尾びれがまだ黄色いか。
きょう撮影したヒラメ尾びれに若干面影がありますが、もともと黄色い個体だとは思えないです。
周りの環境に合わせて体色が変わったのでしょうか。
私の経験上、まだら模様のある黄色い個体が、まだら模様が無くなり、さらに黄色くなるのは見たことがありますが、ここまで、しかも短時間に色が変わるのは意外でした。
ただ、体色が変わっても、その命の輝きは変わりません。
周りの環境に溶け込みやすい体色になった(戻った?)ヒラメは今も相模湾大水槽にいます。
こんどは見つかりにくくなっていますので、ぜひ探してみてください!