2026年07月06日
トリーター:佐野

酷暑日

7月に入り、えのすいの前も、海開きで賑わい始めています。
30年くらい前は 30℃を超える予報が出ると「きょうは暑くなるねぇ」なんて言っていましたが、令和の今、30℃超えは当たり前、40℃が報じられる日も珍しくなくなりました。そんな 40℃を超える日に、今年から「酷暑日」と名前を付けて使用されることになりました。
今月のテーマ水槽ではそんな酷暑をテーマに、高水温でもたくましく生きる生き物を紹介しています。

「メダカ」
え? なんで? と思われる方もいるかもしれません。
私がかつて、メダカを飼育している施設でアルバイトをしていたとき、屋外の水槽の水温を測っていたら、41℃を示しました。水温計の故障を疑いましたが、常設してある水温計も、他の屋外の水槽もみな 40℃を超えていました。メダカは大丈夫かと確認しましたが、水草の影に隠れたりしてやり過ごしているようでした。
当時の淡水魚の大家の方いわく、メダカは、夏はお風呂並みの水温、冬は氷の下でも泳ぐぞ、と。実際その年の冬に、薄氷の下を泳ぐメダカを見ました。たくましい。

「ドジョウ」
こちらも、暑い田んぼや、流れが緩やかで高水温になりがちな「わんど」にくらします。ちょうど今の時期、田植えがされて、緑が風になびく季節です。見た目にはとても爽やかで、THE 涼しげな日本の原風景的なイメージでしょうか?
しかし実際の田んぼは、遮るもののない炎天下。動きのない水の温度はぐんぐん上昇します。酸素も少ないこの過酷な環境の中、ドジョウたちは口から空気を吸って、腸で酸素を吸収し、肛門から出す腸呼吸、いわゆる「どじょうのおなら」を獲得することで、しなやかにこの環境に適応しています。

天気予報では、今年の夏も暑くなると言っていました。
灼熱の環境でも、たくましく生きる生き物にならい、酷暑日を乗り切りましょう!

テーマ水槽

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