動物たちがじゃれ合って、わちゃわちゃしているのっていいですよね。無限に見ていられます。わちゃわちゃしている光景も好きですが、私は「わちゃわちゃ」という言葉自体が発音していて楽しいので好きです。獣医師の松田です。
さてみなさん、イルカショースタジアムのサブプールでアシカたちが過ごしているようすはご覧になりましたでしょうか? 最近は複数頭で過ごしている時間も増え、いい感じにアシカたちがわちゃわちゃしています。アシカたちの性格は十アシカ十色、それならばアシカたちが出会ったときに示しあう反応もさまざまです。この 2頭だとこんな風に過ごすんだなぁとか、意外とこの子って気が強い…? とか、いろいろな発見があります。

こちらの写真は、ミナミアメリカオットセイの「セシ」とオタリアの「ヒミコ」がいっしょにサブプールで過ごしているようす。実はこの日が「セシ」と「ヒミコ」が初めていっしょにサブプールに入った日で、どんな反応になるのかな…? とトリーターたちもわちゃわちゃ集まってようすを見守っています。その表情はちょっと心配しているような、微笑んでいるような。
そして次は、別の日、別の場所でのお話。メインプールの裏、「新江ノ島水族館」のロゴがある壁の前でのわちゃわちゃ。私のとある目的のため、ミナミアメリカオットセイの「ルシア」、「ライラ」、「セシ」の集合写真を撮影させてもらいました。この順番で並んでほしい! 動かないで! そっちじゃなくてこっち見て! など、トリーターもオットセイも、カメラを向けている私も、わちゃわちゃ。


いい感じの写真が撮れた後も、こっちの方がかわいいんじゃない!? と新たな構図を試そうとしてまたわちゃわちゃ。


そして、とある目的に採用されたベストショットがこちら。

おそらく日本で初めて発見された、3連結オットセイです。かわいいポイントは、最下段の「ルシア」と最上段の「セシ」はきりっと前を見ているのに、真ん中の「ライラ」は口半開きであさっての方を向いているところでしょう。ちなみにこの連結は、直後に「ライラ」が離脱したことにより解除されました。
崩壊ショーなどの中で、トリーターと生き物とのやり取りから生まれる魅力は水族館ならではですが、生き物同士が関わり合うことで発生する化学反応も、やはり魅力的なものです。ショーがない時間も、生き物たちはどんな風に過ごしているのかなと、ぼんやり眺めてみるのもとても楽しいですよ。
奥が「ライラ」、手前が「ヒミコ」そして松田の「とある目的」とは何だったのか。次回(もしかしたら次々回?)のトリーター日誌で明かされます。